2022年中間選挙後の税制を考える

確定申告

アメリカのメディアは現在中間選挙で盛り上がっています。自分の住んでいる州は片方の政党で決まり切っているような雰囲気のため、周りを見ると静観している人が多いように思います。

たまにテレビで見るようなロイドレイジを起こしている人は、幸いにも見たことがありません。

さて、アメリカは二大政党制のため、今回の中間選挙で上院・下院のパワーバランスが変わると、今後税制にも大きく影響が出る可能性があります。

もちろん、投票結果を見るまでわかりませんが、現在共和党が有利と伝えられています。

共和党が上院・下院共に過半数を超えた場合、どのような変化が税制に行われるか各種報道を見てみました。

ポイントとしては以下になりそうです。

IRSへの巨額投資の中止または変更

先日法案が通過したInflation reduction Actに含まれる、IRSへの巨額投資が見直される可能性があるそうです。向こう10年間で$80 billionがIRSに使われる予定ですが、共和党が過半数を超えた場合見直されるかもしれません。

ただし、こちらのIRSへの巨額投資についても、共和党の上院と下院で意見が分かれており、実際にどのように見直されるかは未知数のようです。

TCJAの延長または恒久化

トランプ大統領政権下で施行されたTax Cut and Job Actは2025年で終了となるのですが、この内容を延長または恒久化が検討されているようです。

ただし、バイデン大統領が延長または恒久化の法案にサインをすることは考えられないので実現へのハードルは高いようです。

選挙後の動向

実際に選挙が終わらないことには何もわかりませんが、今後も細々と変更はありそうな雰囲気です。

また何か今後のアップデートがありましたら、記事にしたいと思います。

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