先日、IRSから2023年分の所得税率表と標準控除(Standard deduction)のインフレ調整後の金額が発表になりました。
昨今のインフレを受けて、2022年と比較し税率表の金額等が大きく調整されています。
インフレによる調整を解説します
参考:IRS provides tax inflation adjustments for tax year 2023 | Internal Revenue Service
税率の変更は無いのですが、課税される所得額が調整されています。
課税所得の調整
2022年は単身者の最高税率が適用される課税所得は$539,901以上となっていますが、2023年は$578,125と調整されています。
夫婦合算の場合、2022年は$647,851以上の課税所得で最高税率が適用されていましたが、2023年は$693,751以上に調整されています。
標準控除額の調整
標準控除(Standard deduction)は単身者の場合$13,850に調整されています。(2022年は$12,950)
また、夫婦合算の場合は$27,700に調整されています。(2022年は$25,900)
今回の発表は連邦所得税のみが対象となります。州については、各州から調整後の税率表等が発表が行われると思います。
タイミング
この調整は2023年分となりますので、2023年1月の給与計算からも調整が反映されることになります。従って、給与の額が変わらなければ手取り金額は増えることになるでしょう。
(給与もインフレ調整が行われる事がほとんどですので、給与の金額も増えていると思いますが・・・。)
こちらの調整は、2024年4月15日が提出期限となる2023年分に適用されますのでご注意ください。
最後に
本当にインフレが止まりませんね・・・。私が飲んでるホエイプロテインも、少しずつ値上がりしている気がします。インフレは筋肥大にも良くないですね。